睡眠と不眠の情報館TOP > 睡眠と安眠の秘訣とは? > 睡眠と眠気の関係とは?

睡眠に眠気は不可欠

 
睡眠は眠気とともにやってきます。

眠気がないのに、無理に寝付こうとしても眠れるものではありません。
たとえば、なんとか無理に寝付けたとします。しかし無理に寝たときは体温が高いので、しばらくすると目覚めることになります。こういったときは体温が高いので、起きたときに心臓がドキドキするものです。

睡眠に眠気が伴うのは、いろいろな観点から説明することができます。
まず脳幹網様体の前頭葉への刺激(賦活)が減少するため。人間はおきている状態がデフォルトではなく、本来眠っている状態がデフォルトなのです。そこで常に大脳の前頭葉を刺激して、起きていることができるのです。刺激している物質とはドーパミンやノルアドレナリン、アセチルコリン、セロトニンなどの興奮性神経伝達物質。こういった物質が脳内で減少すると、睡眠に眠気が伴うことになります。

睡眠に眠気が出てくるのは、上記の物質が減ると同時に、抑制性神経伝達物質であるギャバ(GABA)が増えるからです。ギャバがドーパミンなどの働きを抑制するわけです。ギャバは、少量の飲酒、醤油、味噌、玄米などに含まれています。ナイトキャップ(寝酒)は、少量でギャバを増やし、多量になると逆に脳内に興奮性物質を増やしたり、脳幹をまひさせるので安眠法としては要注意です。いってみればアルコールは、睡眠にとって諸刃の剣になるわけですね。

 


そのほか睡眠時に眠気がわいてくる理由として、睡眠物質が挙げられます。現在十数種類の睡眠物質が発見されています。たとえば、もっとも強力なものとしてプロスタグランジンD2。人は日中起きていると、さまざなホルモンを使用します。それが分解されると、疲労物質となり睡眠に眠気を催す睡眠物質へと変わるのです。

たとえば激しい運動をしたり、ストレスを受けるとストレスホルモンであるACTH(副腎皮質刺激ホルモン)が分泌されます。それが使用済みになると、分解されて睡眠物質になるのです。そのため日中は覚醒度が高いほど、夜寝付きやすくなります。家のなかでごろごろしてリラックスしすぎると、睡眠物質があまり作られないので、夜寝付きにくくなるのです。これが精神生理性不眠につながっていくこともあるのです。これは気にしすぎの不眠で、原因が不明といわれている睡眠障害。

 


そのほか睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌という観点から、睡眠と眠気を説明することもできます。メラトニンは脳の奥深くにある松果体というところから分泌される「時報お知らせホルモン」。目から入った光は、視交叉上核で時間のずれを修正し、それを血液に乗って全身に伝える役割がメラトニンというわけです。

メラトニンは朝日を浴びると分泌を停止します。
そして約14〜16時間後に、大量に分泌を開始するリズムを持っています。つまり朝起きた時間によって、夜眠気が出てくる時間がすでに確定しているということですね。そうなると朝寝坊した夜は、早寝しても眠気が出てこないことになります。ただメラトニン分泌リズムだけではなく、前述してきたほかの要素も深く関わっているので、疲労物質が多ければ寝付ける可能性もあります。

 


睡眠と眠気の関係は、自律神経にも左右されます
どんなに睡眠物質があふれ、メラトニンが盛んに分泌されようとも、ストレスがあると交感神経が優位になります。これは興奮と闘争の準備の神経。たとえば寝ようとしたとき強盗が入ってきたら、一気に目が覚め、眠気なんて吹き飛んでしまいますよね。これは地震などの天災などでも同様です。事が収まっても、今起きたことが頭から離れず、寝付けないことにもなりかねません。これは交感神経が優位になって、ノルアドレナリンが活発に分泌されて、脳内が興奮しているため。

こうしたときはホットミルクを飲んだり、少量のお酒、醤油、味噌汁、玄米のおむすぎ(ノリを巻く)などを摂取するとギャバが増えるため、神経が沈静化してきます。そのほかうす暗いところでじっとしていれば、やがてメラトニンが分泌されてきて、再度眠ることが出来るでしょう。
不眠を解消するための秘訣が書かれています↓
>> 不眠症で悩まずにぐっすりと眠る方法

  ( 不眠解消サプリはこちら